007 マシンノドラム?
 アップグレードの為基盤交換に出していた我が愛機「MachineDrum SPS-1」が「SPS-1UW」となって生まれ変わって帰って参りました。箱を開けてみるとあれ?送る前と変わってないじゃん...。送り先住所を間違えて戻って来たのか??...いやよく見るとパネルの下半分が変わっていてはっきり「SPS-1UW」の文字が!

 早速電源を入れて音チェックです。おお!デモで入っているパターンを一聴しただけでもパワーアップ度合が分かりますね。いい感じです♪

 MachineDrum SPS-1はElektron社によって開発されたリズムマシン(*1)です。Elektron社はスウェーデンの工学部の学生達が数人で作ったシンセメーカーで、他にもSID StationとMonoMachineSFX-6という個性的なシンセを出している個人的にとても気になっているメーカーの1つです。

 肝心のつまみ部分に若干のチープさはありますが、それも含めたデザインやトータルコンセプトがたまりません。そして何より出音にしびれます。

 往年のTR-808(*2)や909など80年代のリズムマシンを彷彿させるようなプリセットも然ることながら、つまみ一つで瞬時に新たな方向性を感じさせてくれるプラスアルファな部分がすごく刺激的です。もはや原型を留めないほどの強烈なエディットも可能です。しかし最近のソフトシンセ等を使えば同じようなことは出来てしまうのですが、その場でダイレクトにつまみを操作しながら音を作る喜びはやはりハードシンセならではですね〜。

 特に気に入っているところは全てのパラメータの値を1ステップごとに固定できる点(パラメータロック)とそれぞれのパートに最大16基のLFO(*3)をかけられるという点です。これらの合わせ技によって人間技では不可能なダイナミックな変化をプログラミング出来ます。

◆Sample1 注)決して故障している訳ではありません w

 あとはビットレート下げがつまみ1つですぐ出来ること。グリっと回せば一瞬で初期のファミコンのようなざらついた音質に早変わり。

◆Sample2 どんどん回していくと...。

 トータルでかけられるコンプの効きもいい感じで幅広い音作りに対応出来ます。

 SPS-1UWでは前のSPS-1に無かったサンプリング機能がつき、2MBのROMにそのオリジナル波形を最大32個まで登録できるようになりました。波形転送には同社が配布しているC6というツールがとても便利です。


 PCでお気に入りの音素材を作っておいてC6を使ってMachineDrum本体にガンガン放り込みます。ROMに書き込まれたデータは本体の電源を落としても消えないので、すぐに作業を再開出来て効率いいですね。

 毎日触っているほどのお気に入りマシンMachineDrum SPS-1UW。こいつで作る音があまりにクセが強いのか自分のセンスが無いのか、仕事の曲において採用率が若干低めなのがちょっとアレですが w。それでもスキあらば使ってやろうと虎視眈々チャンスを伺ってます。

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(*1)ドラムやパーカッションの音に特化したシンセ。リズムボックスともいう。本体だけでリズムパターンを演奏させたりPCと同期させたりして主にリズムを作成する。
(*2)Roland社の80年代を代表するリズムマシン。TR-808の文字通り(ヤオヤ)と呼ばれていた。独特の無機質で太い音色は現在でもあらゆるジャンルの音楽で聴くことが出来る。
(*3)LFO(ローフリケンシーオシレーター)低周波信号の発信器。ピッチにかけてビブラート効果を出したり、音量を揺さぶってトレモロ効果を出すなど主にモジュレーションとして使用されるオシレーター。
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