1に引き続き、2のサントラも買って下さった皆さんこんにちは。
Elements Garden作曲家の上松です。
相も変わらずライナーノーツに慣れない自分ですが、
1からの方は続きを、2からの方は初めましてで、
お付き合い頂ければ幸いです。
ケイオスリングス2は、
曲調をガラリと変えさせて頂きました。
ジャッジをするディレクターさんが変わったことが大きく、
そのおかげで、よりケイオスの深い部分を描く事が出来たと思っております。
引き続き、メロディを強く!という気持ちはもちつつ、
コーラスワークの面白い曲を作ってみよう!
と思い、声優の「新田恵海さん」が音大の声楽家を首席でご卒業されてる!
という噂を聞きつけて、一緒に制作させて頂く運びとなりました!
新田さんの才能にビックリしたのは、
普段の声優業からは信じられない、ハイトーンのオペラボイス。
これを生かすBGMにすれば、新しいケイオスの音楽が出来る!と
幅が広がる嬉しさに、曲を練る毎日でした。
そのコーラスを入れるというコンセプトを
明確にするためにも、既存のテーマ曲(1曲目)を歌曲に変え、
ここにも新田さんのコーラスをいれさせて頂きました。
(自分もテノールで参加して歌っているのは内緒ですが・・・汗)
結果、よりケイオスのテーマに深みや意味が出来て、
手応えを感じる事ができました。
またよく質問で、この歌詞はなんですか?
と聞かれる事が多いのですが、
これは「ハナモゲラ語」と言って、
存在しない言葉の羅列で、
自由に母音、子音を組み合わせた造語の歌詞です。
そうすることで、
自分の一番盛上げたい所に強い発音の言葉を持ってくることができるので、
自分の作品にはよく登場する手法です。
後、意識したことは「深み」
これは、アレンジの中のコードワークを複雑にすることで、
コンセプトの「メロディを強く」というのは、
若干弱くなってしまうのですが、
続編ということもあり、1と同じすぎると、
いかにケイオスが壮大で深い物語なのかが伝わらなくなってしまうので、
敢えて、トライさせて頂いています。
さて、余談ですが、
今回も上松も何か声で挑戦出来ることはないか?
と、心に火が付いた結果、12曲目も全部自分が歌ってたりします。
声楽、クラシックを何もしてこなかった素人が、
どこまで歌えるのか?
と意味のわからない壁を用意して挑戦してみました。
朝早くからのレコーディングだったのですが、
訓練をしてなかった為に腹筋が筋肉痛になりました。
また、クライアントさんにも、
誰が歌ったかを言わず、
もし、ちょっと下手だねこの人。
と言われたらあきらめるつもりでしたが、
何も言われなかったので、皆様の耳に届くことになりました。
・・・。・・・。
ってな具合で、今回もライナーノーツなのか、
なんなのかわからなくなってしまってスミマセン。
言いたい事は「歌って素晴らしいね!」
ということですね。
今回もケイオスリングス2の
音楽の部分もじっくり楽しんで頂ければ幸いです!
お買い上げありがとうございましたッ!
上松範康(Elements Garden)